user_mapを使った各種の権限指定のパラメータ(_rightで終わるパラメータ)は、以下の判定処理の記述を|で結合した文字列を指定します。結合した判定処理は倫理和(or)で処理されます。判定結果が正常にならない場合は、スクリプトは実行されません。
記述文字列 | 意味 |
---|---|
空文字 | 所有者が空の時に正常と判断します。 |
= |
でユーザ名と所有者名が一致する場合に処理を実行します。ただし、cats_getexecおよびcats_multi_getexecでは、無効な指定です。 |
* |
ユーザ名が正常なものであれば、正常と判断します。 |
@グループ名 |
@の後ろのグループ名のグループに利用者のユーザ名が含まれる場合に正常と判断します。グループはuser_mapパラメータのファイルで定義します。 |
@ (グループ名がない@) |
user_mapに利用者のユーザ名が記述されていれば、正常と判断します。 |
user_mapで指定されたファイルで、ユーザ名とグループ名のマッピングを行います。
このファイルはテキストファイルで、各行にユーザ名とその所属するグループ名(無し及び複数も可)を記述ことで、ユーザ名とグループ名のマッピングを表現します。
各行は以下のような書式になります。
ユーザ名1:グループ名1 グループ名2 ...
ユーザ名とグループ名の間は「:」で区切ります。グループ名が複数の場合は「 」(空白文字)で区切ります。
user_map_configは、ユーザ名とグループ名の扱いを定義するファイルです。
許容されるユーザ名とグループ名を、以下のように、正規表現で表現します。
user_regex = '^[a-z_][0-9a-z_\-]{0,32}$'
group_regex = '^[a-z_][0-9a-z_\-]{0,32}$'
パラメータ名 | 意味 |
---|---|
user_regex | ユーザ名として許可する文字列の正規表現です。 |
group_regex | グループ名として許可する文字列の正規表現です。 |