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Macでの\(バックスラッシュ)入力について |
{% include JB/setup %}
Mac OS X と日本語設定の環境では、delete
の左側のキーで \
(バックスラッシュ) ではなく ¥
(円記号) が入力されます。
通常は alt option
と書かれたキー (以下 option
)と ¥
を同時に押すことで \
を入力することができますが、Emacs の初期設定では option
は Meta
キーの代用として設定されています。
\
が入力できないとコーディングに支障が出るので、何らかの手段で \
を入力できるようにする必要があります。
ターミナル(Terminal.app) や iTerm2 で Emacs を起動する場合 (emacs -nw
) は、通常そのままで \
(バックスラッシュ) を入力することができます。
Meta
を ⌘(Command)
キーに割り当て、option
を Mac 本来の挙動に割り当てることで option + ¥
で \
を入力することができます。
;; command key as meta key
(setq ns-command-modifier 'meta)
;; option + yen(jis keyboard) => backslash
(setq ns-alternate-modifier 'option)
http://sakito.jp/emacs/emacs24.html#ime などを参考に IME パッチを当ててビルドした場合は、.emacs
に次の一行を加えることで \
を入力できるようになります。
(mac-translate-from-yen-to-backslash)
.emacs
に以下の設定を追加することで、 option + ¥
で \
を入力できるようになります。
(global-set-key (kbd "M-¥") (lambda () (interactive) (insert "\\")))
また、次のように設定することで単独で \
、 option
と同時に押すことで ¥
を入力できるようにできます。
(global-set-key (kbd "¥") (lambda () (interactive) (insert "\\")))
(global-set-key (kbd "M-¥") (lambda () (interactive) (insert "¥")))
KeyRemap4MacBook は Mac 用のキーボードマップ割り当てツールで、非常に柔軟にカスタマイズすることができます。
ただし影響範囲が大きく Emacs カスタマイズの範疇からも逸脱するため、この記事では詳細に解説しません。
この記事は Macでの\(バックスラッシュ)入力について · Issue #22 · emacs-jp/emacs-jp.github.com に寄せられた質問と回答をまとめたものです。