各ディレクトリには、以下の設定値で起動するHelix CoreのDockerfileを格納しています。
| GitHub ディレクトリ |
DockerHub タグ名 |
大文字小文字 | SSL | Unicode | サンプルディポ |
|---|---|---|---|---|---|
| plain_c0 | 同左 | 区別する | 無効 | 有効 | なし |
| plain_c1 | 同左 | 区別しない | 無効 | 有効 | なし |
| plainssl_c0 | 同左 | 区別する | 有効 | 有効 | なし |
| plainssl_c1 | 同左 | 区別しない | 有効 | 有効 | なし |
| sampledepot_c0 | 同左 | 区別する | 無効 | 有効 | あり |
| sampledepot_c1 | 同左 | 区別しない | 無効 | 有効 | あり |
| sampledepotssl_c0 | 同左 | 区別する | 有効 | 有効 | あり |
| sampledepotssl_c1 | 同左 | 区別しない | 有効 | 有効 | あり |
| plain_package_installer | pkg_c0 | 区別する | 無効 | 有効 | なし |
| plain_package_installer | pkg_c1 | 区別しない | 無効 | 有効 | なし |
| plain_package_installer | pkg_ssl_c0 | 区別する | 有効 | 有効 | なし |
| plain_package_installer | pkg_ssl_c1 | 区別しない | 有効 | 有効 | なし |
| plain_package_installer | pkg_c0_sample | 区別する | 無効 | 有効 | あり |
| plain_package_installer | pkg_c1_sample | 区別しない | 無効 | 有効 | あり |
| plain_package_installer | pkg_c0_ssl_sample | 区別する | 有効 | 有効 | あり |
| plain_package_installer | pkg_c1_ssl_sample | 区別しない | 有効 | 有効 | あり |
-
ディレクトリ名の
c0は、大文字小文字の区別ありを表します。 -
ディレクトリ名の
c1は、大文字小文字の区別なしを表します。 -
ディレクトリ名の
sslは、SSL有効を表します。 -
DockerHubからビルド済みイメージを取得する際は、 DockerHubタグ名を使用して以下のコマンドを実行します。
docker pull p4misc/p4d:DockerHubタグ名
以下のコマンドでコンテナを起動します。
docker build -t p4d .
docker run -p 1666:1666 -itd p4d
docker-composeでもコンテナを起動できます。
docker-compose up -d
DockerのARG命令を使用して作成するHelix Coreサーバの設定を調整できるようにしています。
また、docker-compose の実行時に設定ファイルを環境変数ファイル .env から読み込むようにしています。
.env に以下の設定を施してから docker-compose を実行してください。
| 設定項目 | 設定値の例 | 説明 |
|---|---|---|
| TCP_PORT | 1666 | Helix Coreの待ち受けポート番号 |
| P4PORT | 1666 | SSLを有効にする場合は ssl:1666 のように設定 SSLを無効にする場合は 1666 のように設定 TCP_PORTにHelix Coreへの接続方式を加えたものです。 |
| P4_SUPER_USER | super | Helix Coreのsuper権限をもつユーザのアカウント名 |
| P4_SUPER_PASSWD | (省略) | P4_SUPER_USERで設定したユーザのパスワード |
| P4_SERVER_ID | commit | Helix Coreサーバの識別子 |
| P4_UNICODE | --unicode | Unicodeモードを有効にする場合は --unicode を設定 Unicodeモードを有効にしない場合は値を空に設定 |
| P4_CASE | 0 または 1 | 大文字小文字を区別する場合は 0 を設定 大文字小文字を区別する場合は 1 を設定 |
| P4_SAMPLE_DEPOT | 1 | サンプルディポを設置する場合は 1 を設定 サンプルディポを設置しない場合は値を空に設定 |
docker-composeを実行
docker-compose up -d
-
接続先の指定方法について
- SSL=無効の場合は、
IPアドレス:1666 またはホスト:1666 を接続先にしてアクセスします。
例: p4 -p 192.168.1.100:1666 info- SSL=有効の場合は、ssl:
IPアドレス:1666 または ssl:ホスト:1666 を接続先にしてアクセスします。 また、GUIクライアント以外からアクセスする場合は、p4 trustを実行して接続先の信頼性を確保してから以降のコマンドを実行します。
例: p4 -p ssl:192.168.1.100:1666 trust - SSL=無効の場合は、
-
登録アカウントについて
- サンプルディポ=なしの場合は、Helix Coreに何もデータが登録されていません。 このため、ユーザも新規に登録してから使用する必要があります。
- サンプルディポ=ありの場合は、ユーザ
brunoを使用することができます。 ユーザbrunoは管理者権限をもつユーザです。